湾岸プロマネ日記

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国内MBA・MOT受験対策【研究計画書その3】

研究計画書シリーズの前回は、「自分の個性や将来像」と「大学教授の欲しい学生」とのマッチング、それを構造的にストーリー化するのがよい、と主張しました。

 

大学教授の欲しい学生を知るためには、単純にその教授をピンポイントで研究すること。社会人であれば、就職活動で志望業界や会社の研究をしましたよね。それと同じです。

ここでも、就職活動と同じアプローチと、異なるアプローチが必要。異なるアプローチをしなければならないのは、会社は法人で教授は人、つまり人格があるというのがポイントです。

 

私が東工大MOT受験準備のときに実践したアプローチを紹介します。

#志望大学や教授を絞ってからのお話です

 

ネット上でヒットする情報を網羅する

この情報化社会では当たり前のこと過ぎて、書くのもはばかれますが敢えて挙げておきます。というのは、単に情報をリスト化するだけではなく、自分が持つアセットと教授、ゼミの交差点を探りながら情報を抽出することで、構造化が楽になります。

教授の学歴・社歴などは、その方の生き様が分かります。よくよく調べると、ベンチャー企業を立ち上げたけど、上手く行かずに畳んでから教授になってイノベーションを講座としてもっていたりw。昨今でもあるか知りませんが、意外と学閥を気にする教授がいらっしゃるカモしれません。

あとは、ゼミ生や卒業生の所属企業や業界。同じような業界で同じような業種・ポジションの人は2人もいらないと教授が感じるかもしれません。しかし、異なる企業で対立軸をしっかり組み立て、お互い建設的な議論で一歩先に知見を広めることも提案できるかも。私が入学したときは、ゼミは違うけど同じ会社の方がいて、同じゼミの中で同じ会社というのは、知っている範囲内ではいませんでした。

 

 

文献を読み込む

著書、論文、雑誌、記事は目を通しましょう。有名な先生であれば、膨大な量がありますので、時間が足りない場合は代表的なものでよいとは思います。

結構重要なのは、基本的に教授が教えたいことは担当講座なので、その講座のシラバスを読み込みましょう。その際、どうせ合格したら読むことになるので、担当講座の課題図書を読んでおくこともお勧め。なぜなら、同学期中の他の講座でも課題図書があるので、1週間に5冊読んでグループワークとかしんどいです。

また、担当講座の課題図書をAmazonで検索したときにお勧めされる本、これも結構重要です。その講座が開催される同じ学期の課題図書がモリモリでてきます、みんな買ってるので。

 

ちょっと話は逸れますが、中古本を買うのもお勧め。大した節約にはならないのですが、本の中に線やマーカーが引いてある本を敢えて選びます。もうお分かりかと思いますが、先人が重要なところに線を引いていてくれますw。それが本当に重要かどうかは、先人の才能に次第ですが、流し読みをしながら、線の前後はちょっと突っ込んで読んでみるという読み方も悪くありません。

 

 

実際に会いに行く

これほど教授という「人」を研究できる機会はありませんね。オープンハウス、公開講座、講演会等、探せばいくらでも機会があります。また、教授によっては個別面談やゼミ見学を受け付けている方もいらっしゃるので、メールを送るなりしてトライしましょう。当然、一度も会ったことない人より、一度合って人となりを知っている人の方が、同じボーダーライン上では有利です。

私は機会がありませんでしたが、ゼミ生や卒業生と会うのもよいでしょう。裏事情が聞けるかもしれません。会社や周りに卒業生がいらっしゃれば、コンタクトしてみるのがよいと思います。卒業生は大抵そういう活動を応援してくれます。

 

 

以上、大学教授の欲しい学生を知るための、ピンポイント調査について、私が東工大MOT受験準備のときに実践したアプローチを紹介しました。

参考になれば幸いです。

 

本ブログのMBA/MOTカテゴリーでご紹介している内容は、以下の記事をご参照ください

www.nittakeshi.com