湾岸プロマネ日記

モバイル一筋18年|転職経験ゼロ|純血サラリーマンが人生をエンジョイするための生き様を伝えます

MOTの効果的な使い方

MOTを目指す人にとって、その費用対効果は気になるところ。特に社会人で仕事をやりつつチャレンジする方々にとって、一番大事な時間というリソースを投入するので、そのリターンを最大化させたいですよね。

この記事を読むと、MOTをどう使ったら効果的なのかが分かります。MOTを目指す前にイメージできるとより効率的に学べるのではないでしょうか。

 

目次

  

MOTを転職の履歴書に使う

転職するときにMOTを使うケースを考えてみましょう。MOTやMBAを、資格の1つのような見られ方をされることもありますが、ビジネスの免許書でもなければ、ましてや、業務独占資格でもありません。本質はそこで学んだこと、考えこと、鍛えた脳ミソを使って、現実社会にアウトプットを出すことで、その成果が測定されます。あの人はなぜこのようなビジネス思考ができるのだろうか?という疑問を持たれたとき、MOTで鍛えたからだという、後づけでストーリーが見えてくるぐらいがちょうどいいと思います。 

とはいえ、せっかく大学院に行って修了した学位なので、履歴書には書きたい。履歴書を見る人にとって、つまり転職エージェントや企業の人事にとって、どのようなタイミングでMOTを学んだかアピールすることはできます。私の場合は、現場のエンジニアからマネージメントにキャリアチェンジするときの前後でMOTに通いました。この意図は、常に学ぶ謙虚で貪欲な姿勢と、先を見据えて準備を怠らない計画性をアピールするためです。履歴書上だけでなく、実際そうしているつもりですが。

 

職務履歴を自己紹介する際、履歴書のストーリーの中にMOTの必然性があれば効果的です。

  

 

MOTをキャリアストーリーの構成要素として使う

社内でのキャリアアップにMOTを使うケースを考えてみましょう。なんとなく、会社のキャリアアップの流れに身を任せていると、他の人と同じ量産型サラリーマンが出来上がります。会社が求めているスキルをもった人材なので、それはそれでよいかもしれません。一方で需要と供給のバランスを考えると、同じようなスキルセットの人間が沢山いると、その中でプラスアルファがないと、限られたポジションに選ばれたり、報酬の交渉権を得られることはありません。

 スキルセットのプラスアルファとしてMOTという考え方もありますが、知識として知っているだけでは正直弱く、C言語で商用コード書いたことある経験に加えてJava知ってます、ぐらいの薄っぺらさです。ポジションをステップアップするときにMOTで学んだことを取り入れ、そのステップアップに不可欠であった、もしくは、ステップアップした後に成果を出す上で重要な役割を占めた等、キャリアアップしていくストーリーの中に取り入れると、その必然性が生まれます。

 

キャリアストーリーの構成要素としてMOTを取り入れると効果的です。

  

 

これからMOTを目指す社会人の方へ

MOTを持っていて損することはないけど、時間と金をかけて果たしてどれぐらいの成果があるのか、不安な社会人の方もいらっしゃると思います。よく言われることですが、MOTで鍛えた後、それをどう活用するかが問われます。活用の仕方次第で効果が変わるという、身も蓋もない回答だけでは経験者としてふがいないので、この記事を書かせてもらいました。

 社内でのキャリアアップと転職でのキャリアアップの2つに大きく方向性が分かれると思います(起業する人は稀なのでw)。私自身、MOT修了から10年が達ち、その双方で大切なことは、自分のキャリアのストーリーに組み込むことだと思います。それを考える際、事前、事後の両方の思考が大事です。事前の方は研究計画書で散々考えて、MOT修了後の未来のストーリーを描いているかと思います。もっと大事なのはMOT修了後に、それをレバレッジとしてどれだけ効果を出すのかです。

 正直、未来のことなんて予言できないので、修了した後にストーリーを変えても何の問題もありません。ですが、自分の想定した未来より環境が変わった現実を受け止め、自分の歩んできたキャリアとMOTで鍛えた脳ミソをフル活用して、目の前に広がっている未来を自分自身で作っていくことが、今までの資産を効果的なものにする唯一の方法ではないかと思います。

 

 

 本ブログのMBA/MOTカテゴリーでご紹介している内容は、以下の記事をご参照ください。 

www.nittakeshi.com