学生の頃、お金に関する教育って受けましたか?
私は2000年に大学院を卒業して、新卒で企業に入社しましたが、大学生時代に資産運用みたいな講義は一切見当たりませんでした。入社当時に面倒見てくれた先輩に、「とりあえず、住宅財形は満額やっとけ」って言われて、何も考えずにやってたら、まあまあいい貯金に。色々勉強した今、振り返ると、やっておけばよかったことが沢山あります。
もらったお給料で、遊びたいときは、遊べばよいと思います。ですが、ちょっとだけ我慢して、そのうちのいくらかを資産運用に回しておけば、複利効果で後々差が出てきます。
このぐらいは頭ではわかると思いますので、実際にやってよかった、簡単にできる資産運用、やらない方がよかった資産運用をまとめてみましたので、新人サラリーマンの方、来年から新社会人になる学生さんに、少しでも参考になればと思います。
積立住宅財形(やってよかった)
あなたが会社員であれば、何かしら会社を利用してお金を増やせる制度があると思います。総務部に行って、調べてみましょう。そのメリットとして、給与口座に入る前に天引きされるので、使いようがないこと。その代表格である、積立住宅財形。私は以下のプランでやってました。
毎月5万円
ボーナス時20万円(年2回)
積立住宅財形はお勧めです。会社によって制度が異なりますが、私の場合は当時、500万円までの積立に対して1割の補助金が付きました。つまり、5万円×12か月+20万円×ボーナス2回なので、年間100万円の積立。5年間で550万円、住宅購入用の資金として使用することを条件に非課税です。
新人の内から、いつ家を買うかなんてわからないと思いますので、金額については半分ぐらいで、10年間で550万円貯める計画で、その分はインデックス投資でもしておけばよかったなと思ってます。2008年にマンションを購入したので、2005年に貯めた550万円を3年間ぐらい寝かさざるを得なかったのが、今となっては悔やまれます。
持株会(やらなきゃよかった)
会社を利用してお金を増やせる制度として、小口からできる持ち株会があります。これも給与口座に入る前に天引きされるので、浪費家の方には安心安全。
毎月1万円
ぶっちゃけいうと、持株会は正直勧めません。他に収入源があるのであれば構いませんが、卵は1つの籠に盛るなという格言がある通り、会社から給与を頂き、その会社の株を買うということは、自分の資産を完全に1つの会社にゆだねていることになり、非常に危険です。何事も分散させる努力が必要です。何かしらの特典狙いで、かつ、他に収益源があるのであれば、全く問題ありません。
生命保険(やってよかった)
新入社員はよく営業されることが多いです。私の場合、会社の同期の友人が外資系保険会社の営業をやっていて、結構な人数の私の同期が入ったんだと思います。掛け捨てではない、積立型の養老保険を10年間払い込みでやっていました。
毎年50万円ぐらい(ドル建てなので為替で変動する)
正直、これは微妙なところで、好みが分かれます。毎年50万円を10年間払い、60歳満期で約1000万円もらえます。満期前に死んだら1000万円は保障され、満期前に引き出したら決められた利率分しかもらえない商品です。500万円預けて、10年で1000万円で倍になるし、保険もついてるとは、なんてお得!ってはならないですよね。
ただし、毎年50万円を10年間積み立てて、1000万円になる利率は15%ぐらいなので、かなりアグレッシブなリスク許容度かと言えます。昨今、保険商品を買うのは情弱だ、という風潮がありますが、私の考えでは、商品を選んでリスクやサンクコストをしっかり見極めれば、自分に合ったものが見つかるかと思います。ただし、途中解約ですと、早ければ早いほど、利率は下がるので、流動性の面では不利です。よって、営業の嘘を見抜くのは、こちらもレベルが高くなきゃならないので、あまりお勧めはしません。
投資信託積立塩漬け(やればよかった)
一番王道の投資信託。私は楽天証券で、ひふみプラスとeMAXISをやっています。どちらも人気商品で、色々な証券会社が取り扱っているので、ネット系で手数料が安いところを選んで始めましょう。
関連記事を書いておりますので、ぜひ、参考にしてみてください。
トライオートFX(やればよかった)
最近話題のトライオートFX。夏のボーナスが入ったら、30万円程突っ込むのがよいと思います。冬もボーナスがある方なら、30万円を別の通貨単位でリスクヘッジすると、より効果的です。
FXと言っても、昔みたいに相場に張り付いた丁半博打ではなく、レンジ相場で買レンジ、売りレンジを仕掛け、相場がジグザグしている間に、買う→売るを細かく約定させて、細かく稼ぐという作戦です。
関連記事を書いておりますので、ぜひ、参考にしてみてください。
まとめ
私の個人的な見解ですので、あくまでご自身で判断していただきたいですが、まとめると、自分が貯金に回せる範囲内で、以下の2つを毎月の積立で行うのがお勧めです。
- 積立住宅財形(やってよかった)
- 投資信託積立塩漬け(やればよかった)
ボーナスで30万円貯めれたら、トライオートFXで外貨の割合を増やした方がよいですね。
- トライオートFX(やればよかった)
以上、参考になると幸いです。
本ブログの資産運用カテゴリーでご紹介している内容は、以下の記事をご参照ください。