湾岸プロマネ日記

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【モバイル】海外5G通信(2018年7月30日週)

2020年の東京オリンピックに始まる次世代通信規格5G。

 

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携帯電話だけではなく、ネットワークに繋がることで、破壊的な付加価値を産み出すであろうデバイスやサービス。そうした産業のすそ野を広げるのが、真の5Gの破壊力です。

 

5Gレースで進んでいるのは日本だけではありません。むしろ海外の方がサービス開始が早かったり、技術開発が進んでいる会社が山ほどあります。

 

普段なれない英語で書かれたサイトを読むのが億劫な方、海外の5Gの情報をザックリ知りたい方に、日本語でポイントをまとめていきたいと思います。

 

 

 

 

VerizonとMotorolaは5GにアップグレードできるスマートフォンMoto Z3を発表した

Verizon, Motorola unveil 5G-upgradable smartphone, Moto Z3 - Telecompaper

 

VerizonとMotorolaは、Moto Z3と5G Moto ModをVerizon exclusiveモデルとして発表した。

Moto Z3はMoto Mod対応しており、5Gネットワークが運用開始され次第、専用5G Moto Modを装着することで5Gを使用することができる。

Moto Z3は6 inch Full HD+OLED, 18:9, 3000mAh, 4GB RAM, 64GB storage, Qualcomm 835を搭載する。

Moto Z3+5G ModはVerizonの5G mmWave周波数にフル対応し、eMBBと1桁ms遅延に対応予定。

 

5Gレースは熾烈を極める。しかし、それは最適な普及なのだろうか?

telecoms.com

 

事前評価の段階では5Gネットワークの検証は未完成で、実環境で実装するためには、商用化前の最適化が必要であり、そのテスト機器が必要。

Sub 6とmmWave、4G LTEとのNSA運用、ビームフォーミングやMassive MIMO等。特にmmWaveは、環境による依存度が高く、ビル等の障害物を見越してのネットワークカバレッジの設計と、NSAによる4Gとの共存を考慮した、テストシステムを構築する必要がある。

商用化前の事前評価におけるテスト仕様として、

  • 4Gと5GのMulti RAT同時評価
  • Sub5/mmWave、複数バンド、複数周波数帯の同時評価
  • Massive MIMOとビームカバレッジの評価、複数ビームの同時でコード評価

次世代5G受信機は、カバレッジと最適なネットワーク性能を評価する、理想的なツールである必要がある。持ち運び可能で、かつ、調整済みである必要がある。MIMOを含む4G信号と、5Gビームフォーミングのパラメータの制御が必要。FWAの場合は最適なCPEの位置も決定できる。

5Gはワイヤレス業界のゲームチェンジャーとなりうるが、複雑化された高度なシステムのため、しっかりテストをして最適化されたネットワークを提供することが不可欠だ。

 

5Gで勝つために準備せよ。NokiaとT-Mobileは最初に$3.5bil

telecoms.com

 

NokiaとT-Mobile USは5G機器導入に関して合意した。

NokiaはT-Mobile USのNationwide 5Gネットワークに向けて、商用AirScale radio platformを含む、end-to-endのソリューションを3.5 bil USDで提供する。

今回の合意は、USエコシステムから、Huaweiが追い出された穴を利用した形となった。NokiaのSoftware capabilityが鼻の差でリードしているが、この席を争うEricssonとの戦いはUSの5G市場で最も激しいと言われている。

 

 

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